人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記を書きつつ、意見を書いたり語ってみたり


by poppy_h
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

都会って恐い

キョウフシン・・・オレノココロニキョウフシン・・・


すっかり日も落ちて、今日もテンション低めで相模大野到着。
その後のこと、結構危ない体験をした。

駅の近くの階段を下りると、道を尋ねられた。
「郵便局と市役所ってどこにあるか分かりますか?」
若い男だ。26くらいであろうか。

普段は声をかけられても無視するが、道を聞かれたりされた場合は応答する。
「えーと・・・この先を右に行ったところにあった気がします。」
土地に慣れていないため、自信なく答える。
「この道にいったところですか?」
はい、と答えると横に並んで歩き出した。家と方向が同じだから疑問も持たず、一緒に歩く。

「この土地って分かりにくいよね。」
はぁ・・・と生返事を返す。何時の頃からか相手はタメ口になっていた。

ここを曲がれば、確か郵便局。
そう伝えると、
「ここまできたんだから案内してよ。」
と笑みを浮かべながら言う。
まぁいいかなと思って、郵便局まで案内する。

ようやく到着。
じゃあこれで、と思って口にしようとしたところ、
「あのさ、ここまで来たから言うと、君2人組みに付けられてたよ?」
と、いきなり言ってきた。
この瞬間、もしかしてこいつ詐欺者じゃないのかという不安が生まれた。
「駅から出てきたでしょ?もしかして車内で目を付けられるとかあったんじゃない?」
こちらの不安を仰ぐがごとく、ありそうな理由を付け加えてくる。
しかし、俺は駅から出た後、トイレのために駅ビル2階に上がっている。付けられているはずなどない。
「1人相手だったらどうにかなるけど、2人相手だとね。」
「もし俺が声かけてなかったら連れてがれたかもね。」
男はさらにしゃべり続ける。
ますますこいつが怪しく思えてきた。

どうしたものか。ここで変に騒いでなんかされても困る。
とりあえず相手に合わせて相手の動向を伺うことにした。
今考えたら「あなたに迷惑はかけられないので自分で解決する」とか行って逃げてくればよかったが、その時の俺は不安と恐怖があって、そこまで頭が回らなかった。

「あの道に戻るのは危ないから、この道を行くといいよ。俺も付いてぐから」
そう言ってまた歩き出した。

その後の会話は男からの質問が多かった。
「君の出身は?」 とりあえず正直に群馬と答え、引越し仕立てで土地に慣れてないことを伝える。

「バイトしてるの?」
「いや、してないです。」
「じゃあ親からの仕送りなんだ。」
「えと、そうです。」
「免許取った?」
「いや、まだです。春休みに取ろうかと思ってます。」
「そうなんだ。お金溜まってるの?」
この瞬間からか、お金が絡む話に持ってがれた。
「いや、バイトしてないので。」
「お年玉とか貯てない?」
「20万くらいなら・・・」 正直に答えてしまう俺。
「そうか。ちょっと足りないかな。」

その後の経緯はあまり覚えていないが、ついに来た言葉。
「キャッシュカードとか持ち歩いてないの?」
とっさに、これ正直に答えたらまずいと思った。
「いえ、家に保管してあります。」 もちろん嘘だ。
「そうか。いざって時に必要になるから俺は持ってるけど。」

「お金とか結構持ち歩いてるんでしょ?」
「いえ、あまり。」
「うそだー。持ってるんでしょ?」
「いや、学校でも昼代くらいしか使わないので、殆んど持ってません。」

そうして、自分の家を過ぎるところまで歩いてきてしまった。住処を知られたらまずいと思って、わざと違う道を歩いていた。

男は切り出した。
「ここまでくれば平気だ。じゃあ気をつけて。」
「はい、ありがとうございました。」
とりあえず、お礼を述べておく。


どうにか開放された。そそくさと帰る。家に着いたところで、ぐったりとした。
これ、マジでやばかったんじゃないだろうか。俺は金持ってないと判断しての開放だったのか。
今になっては真意は分からないが、どうにか切り抜けられた。


皆も都会は気をつけて欲しい。道とか聞かれても老人とかはともかく、若い人は無視したほうがいいっぽい。

あー・・・こわかった。
by poppy_h | 2005-10-31 23:40